浄土真宗本願寺派 永池山 長念寺
南向きの山門を入ると正面に本堂、その東側に南北棟の庫裏が建つ。3棟とも江戸時代の建物であり、近世寺院の景観をとどめている。この3棟は、平成2年(1990)に川崎市重要歴史記念物に指定されている。
本堂全景
慶安2年に建立された建物は、江戸後期にすべて建て替えられており、現在の長念寺の本堂は、文政年間に建立されたものであり彫刻がふんだんに施されており、江戸後期の装飾性の高い建築様式の特徴を持っている。庫裏は、本堂とあい前後して建てられた。
山門は、嘉永7年(1854)に建立された。
本堂内部
川崎市のホームページで紹介されています。
鐘楼は、1928年(昭和3年)に再建されたものである。元緑年間に鋳立された梵鐘は、1942年(昭和17年)に太平洋戦争ために供出され、1948年(昭和23年)に再鋳されたものである