法話へ

平成21年1月1日

大遠忌まで2年数ヶ月
はい、長念寺テレホン法話です。
 あけましておめでとうございます。今年も長念寺テレホン法話をよろしくお願い申し上
 げます。
 浄土真宗では、宗祖親鸞聖人を慕い50年ごとに大遠忌法要をお勤めしてまいりました。
 ご本山、京都の西本願寺では2011年4月から12年1月まで親鸞聖人750回大遠忌
 法要をお勤めいたします。大遠忌法要まで2年と数ヶ月に迫り、1999年からはじまっ
 た本山御影堂の大修復工事もこの3月で完了し、4月1日には御真影さまの御動座法要が
 勤修され、ほぼ10年ぶりに阿弥陀堂・御影堂の両堂に参拝できるようになります。
 今年は、大遠忌に因んで、法要お待ち受けの行事が種々企画されています。
 まず、4乃至は5月中には、ご本山で行われる法要に参拝する団体参拝旅行のご案内が
 できるのではないかと存じます。10月の3日・4日 には築地本願寺にて親鸞聖人
 750回大遠忌お待ち受け法要が行われます。11月から12月にかけて東京の青山劇場
 にて前進座による舞台『法然と親鸞』が上演されます。
 また長念寺におきましては、親鸞聖人のご生涯への学びを深めるために、一昨年は北関東、
 昨年は越後の聖人のご旧跡を参拝してまいりましたが、この6月には再び北関東を訪問し
 ます。北関東にはご旧跡が多く、この企画はまだ複数回続けていく必要があります。
 それぞれご門徒のみなさまにはご案内を申し上げますので奮ってご参加くださいますよう
 よろしくお願い申し上げます。
 また長念寺テレホン法話では、親鸞聖人のご事跡について種々ご紹介させていただく予定
 でいます。
 歴史上の人物について、私たちは、その名前を呼び捨てで使用することがほとんどです。
 しかし、私たちは、お念仏を伝えてくださった方々に対し尊敬を込めて敬称を用います。
 親鸞聖人の場合は、必ず「聖人」という尊称をつけて呼び、親しみをこめて「親鸞さま」
 と呼ぶことも多くあります。その他に、浄土真宗の宗祖であることから祖師と呼んだり、
 浄土真宗を開かれた方ということから、「ご開山」または「ご開山さま」と呼ぶことも
 あります。
 しかし、最近では、「ご開山さま」という言葉は使用頻度が下がってしまい、あるところ
 でご門徒から、「宗祖は親鸞さまと言うことはわかるのですが、ご開山さまとはどなたの
 ことでしょうか」と笑うに笑えないような質問があったという話も聞いたことがあります。
 親鸞聖人750回大遠忌を契機に、さらに親鸞聖人について学びを深めていきたいと思い
 ます。
 次の法話テープの交換は1月16日です。