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平成22年3月16日〜

中央仏教学院生による法話会
はい、長念寺テレフォン法話です。この度も大変嬉しいことに、長男の教善がご縁を頂きました。
 去る、三月八日に『中央仏教学院生による特別布教』と題しまして、法話会を開いていただきました。有り難いことに沢山の方がお聴聞にいらっしゃってくださり、本当に嬉しく、また気の引き締まる思いがしました。
 法話を始める前に、往生礼讃初夜偈のお勤めを抜粋ではありますがさせていただいたとき、私は始め緊張していて周囲(まわり)の声が聞こえなかったのですが、お勤めを始めて少しすると、落ち着いてきて周囲の声が聞こえてくるようになりました。すると、皆さんの方から一緒にお経を上げている声が聞こえてくるのです。往生礼讃初夜偈は、リズムがありメロディーもとてもきれいなお勤めですが、中央仏教学院では後期に勉強するお勤めで、難しいお勤めの一つです。しかし、皆さんの声が一つになって私の所まで届いてくださっているのです。そのことがとても心強く私の背中を支えてくださっているようで、有り難く、また落ち着いてお勤めをさせていただきました。
 あとから、ご法話してくださった方が「皆さんから聞こえてくる声に感動し、たいへん多くのことを勉強させてもらった」と聞かせてくれました。
この光景を振り返っているときに、私はふと親鸞聖人のご和讃を思い出しました。
 本願力にあいぬれば
 むなしくすぐるひとぞなき
 功徳の宝海みちみちて
 煩悩の濁水へだてなし
阿弥陀様の本願力に出遇ったひとは、むなしい時を過ごすことは無いのだ。と前半部分で歌われています。私は、このことなのではないか。と思わせていただいたのです。
 皆さんが、私が阿弥陀様の本願力に出遇えたから、このように皆さんとお勤めが出来ると気付けたのです。私を含めこの度、ご法話をさせていただいた4人は、これからそれぞれが新しい場所に進んでいきます、その中で色々なことがあると思いますが阿弥陀様の本願力に出遇えたよろこびを胸にお念仏申す日々を送っていたいと思います。
 この度の法話会は多くのことを学ばせてくださり、阿弥陀様のみ教えにふれることができ、大変実りの大きいものに成りました。ありがとうございます。
 また、近いうちに往生礼讃初夜偈の練習会を開くことが出来たら嬉しいと思っておりますので、よろしくお願いします。
 次回のテープの交換は四月一日です。