法話へ

平成22年4月1日〜

入院
 はい、長念寺テレホン法話です。
 思いがけず体調を崩し、1ヶ月以上入院していました。テレホン法話も、3回分息子たちに代行をしてもらいました。気が気ではなかったのですが、我が身が思うようになりませんでした。しかし、その反面、息子たちの成長を確認でき、うれしい思いもいたしました。
 寺のことは、いろいろな方々に大変ご迷惑をおかけしましたが、多くのご協力をいただき無事諸行事を実施することができました。特に門徒総代や役員の方々に大変なご協力をいただきました。
 もう一つ大きな気がかりとなっていたのは、神奈川組の親鸞聖人750回大遠忌お待ち受け法要が迫っていることでした。神奈川組はスタッフが充実しているので心配はないのですが、私自身が会議に臨めないことがもどかしく、早期の退院を望んでいたのですが、体調がついていけずあきらめるしかありませんでした。
 神奈川組の大遠忌法要は、4月24日(土)川崎市の教育文化会館で開催されます。宗祖親鸞聖人を偲ぶ50年に一度の大法要を、僧侶と門徒が一丸となり、手作りでお勤めさせていただこうと、数年前から取り組んできていました。法要を通して、親鸞聖人のご生涯を辿り、あらためてそのみ教えに触れ、喜びをともにするためにはどうしたら良いか検討を重ねてきました。その結果、聖人の奥さまである恵信尼さまから見た親鸞聖人のお姿を語っていただくのがよいのではないかということになりました。そして、たまたまご縁のありました講談師の一龍斎春水さんのご協力を得て、新作の絵解き講談を作り上げることができました。
 ぜひとも、多くのみなさまにその場に臨んでいただきたいと思っています。
 また、長念寺が所蔵する本間紀男先生制作の親鸞聖人像が、神奈川組の大遠忌法要をかわきりに、全国にご教化の旅に出られます。4月28日からは日本橋三越にて親鸞展が開催されそこに出展されます。平成に制作された新しいお像でありますが、800年の歴史を刻んだ聖人のみ教えを、今を生きる人々に新しい息吹を持って伝えていただければ有り難いことだと思います。
 今回は、法話というよりご報告になりました。私、体調がまだ万全とはいかず、ご迷惑をかけることがあろうかと思います。辛抱強く完治に心がけたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。
 次の法話テープの交換は4月16日です。