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平成23年7月1日〜

大遠忌団体参拝旅行
 はい、長念寺テレホン法話です。
 ご本山、京都西本願寺で勤修されています親鸞聖人750回大遠忌法要に参拝するため、6月14日より16日まで2泊3日の行程で団体旅行に行ってまいりました。神奈川組の参拝日は6月15日、午前の法要に参拝いたしました。当日、神奈川組は総勢750名ほど、長念寺からも104名が参拝しました。
 長念寺では、全行程バスを利用し、初日は比叡山に。比叡山延暦寺では、親鸞聖人750回大遠忌法要の期間中、普段は大乗院に安置されている「親鸞聖人そば喰いの木像」を、私たちが参拝しやすいように駐車場から近い大講堂に移してくださっています。「親鸞聖人そば喰いの木像」とは、聖人が六角堂参籠のため、比叡山を留守にしている時間帯、聖人の身代わりになったとの言い伝えのあるお像です。東塔地区では、大講堂と根本中堂。また、西塔地区では、普段は拝見することができない常行三昧堂の中まで拝観させていただきました。親鸞聖人が若かりし頃堂僧をつとめておられたお堂です。
 当日は神奈川組や栃木北組など大きな団体が訪れており、大変な混雑でありましたが、比叡山の僧侶の方々やスタッフのみなさんが宗派の異なる私たちを、とても丁寧にご案内くださり、その温かい配慮に感動しました。
 そして、二日目は、いよいよご本山での大遠忌法要参拝です。平成の大修復なった御影堂に巨大な張出を出し、参拝席は椅子でした。以前は正座で身動きもできない牛詰めの状況でお勤めをしましたのでその快適さは雲泥の差です。当日は宗祖讃仰作法の音楽法要でした。三千人の人々が一堂に会しお勤めをする一体感に大きな感動を覚えました。心に残るそのメロディーはいつまでたっても頭の中で響いていました。
 法要後の帰敬式には、長念寺からは参加者の半数である52名が受式いたしました。阿弥陀堂では260数名の方が受式されたということです。荘厳な雰囲気の中で緊張感のあるすばらしい帰敬式でした。法要の緊張感から解放され、皆とても良い笑顔でした。本当によかったというのが皆の正直な感想でした。
 私たちは、その晩は長島温泉に宿をとりました。神奈川組の11カ寺362名の盛大な夕食会場。満足感にあふれた楽しい大宴会になりました。
 最終日、高田派の本山・専修寺に参拝、最後に長島一向一揆の寺、願証寺に参拝しました。参加したみなさまには充分満足していただけたのではないかと思っています。
 次の法話テープの交換は7月16日です。